文法 #06 受動態

[受動態]
S+be動詞+過去分詞(P.P.)
・be動詞+過去分詞で一つの動詞として扱っても良いし、be動詞=V・過去分詞=Cとして扱ってもどちらでも良い。

[用法]
「アクションを実行する側(行為をする側)」ではなく、「アクションを経験する側(行為をされる側)」に関心を示す際に使用される。
  • The passive voice is used frequently. (誰が passive voice を使うかではなく、passive voice に関心がある)
  • The house was built in 1930. (誰が建てたかではなく、建てた家に興味がある)
  • The road is being repaired. (誰が修理したかではなく、修理された道路に興味がある)

誰が実施したか分からない、または誰が実施したかは伝えたくない際にも使われる。
  • I noticed that a window had been left open.
  • All the cookies have been eaten.

文章の主体を行為をする側に変えることで能動態に書き換えることができる。
  • This book was written by Mr. Brown. (前置詞 by は行為者を表す)
    → Mr. Brown wrote this book.
  • This sneaker was designed by Kei in 2000.
    → Kei designed this sneaker in 2000.

目的語が2つある場合、それぞれを主体にした受動態に書き換えできる。
  • My father gave me a light smart watch.
    → I was given a light smart watch by my father.
    → A light smart watch was given to me by my father. (前置詞 to は方向・対象を表す)
    ※この前置詞 to はしばしば省略される。

前置詞は動詞や状況により for が使われることもある。
  • My boyfriend bought me a ring.
    → A ring was bought for me by my boyfriend. (前置詞 for は目的・対象を表す)

進行形、完了形、助動詞と組み合わせて使うこともできる。
  • We are being followed. (現在進行形+受動態)
  • My work has already been done. (現在完了形+受動態)
  • Many stars can be seen at night. (助動詞+受動態)


→ 課題 #02
→ 文法 #15 受動態 #2(前置詞がby以外)
→ 文法 #19 受動態 #3(第3-5文型)
→ 文法 #34 助動詞の一覧